ヤスダ彩

1999 写真家

えっ秋

 

「えっ秋」とか取り敢えず言ってみたけど今年は例年より随分明確な夏と秋との境目があったように思う。

 

インスタのストーリーで地元の同級生が「そろそろ稲刈りや」と言った日から暫く経ったし、最近では3人くらいがアケビの写真を載せるなどしていたので、少なくとも今を秋と呼んで差し支えないでしょう。

 

今年の夏について振り返りたいが、緊急事態宣言前後しか人間の生活らしい写真を撮れていない。それ以外は労働と卒業論文と引きこもりで塗り固められた虚無の日々だった。

 

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馴染みの八百屋がこうなり始めたらこっちのもんよ

 

ここには写ってないけど、何の関連性の無さそうな複数種の果物たちがとにかく一挙にまとめられてひと籠あたり幾らで売られてるとこを見るのが好き🧺なんか自由だから ちょっと物足りないからあと1つミカンでも付けといたろ!みたいな雑さが良い。

 

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まだ大学に通えていた時期はこの店から素手でプラムを運搬し、ゼミ室でバリバリ平らげながら(パーテーション越しに)同期と研究について話し合うなどしていた。最近観た作品や気になっているニュース、問題になっている出来事や参考になりそうな文献などを共有できる時間が生まれると、いろんな進路から隔絶されつつも何とかこのゼミに漂着して良かったなと感じる。無論今でも全然上京したいし美大行きたいけど、今ここでできることはたぶん全部した。

 

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会期的な問題ではなく状況的にギリギリ駆け込めた長野県美 すぐ行って帰れる距離とはいえ久々に見知らぬ場所まで来た。こういう時はかなり素直な性格(便利だね)が出るので創作に対する全てのモチベーションがしっかり向上し、分かりやすく帰路でめちゃくちゃシャッターを切ったが、この後猛烈な勢いで感染拡大状況が悪化したため完全に家で拗ねた。予定されていた仕事も無くなってしまった。わしは人を撮りたいんじゃ しかし仕方あるまい

 

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恐らくこの辺りから家に閉じこもっている。

そこそこ田舎に住んでいる人間の方がきっとIKEAとの距離感は近い。カルダモンロールが好き

 

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貰いものの無花果

今年もなるべくたくさん食べたい

 

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やっと撮影のスケジュールを組めた。マスクのつけ外しが多くて(モデルさんが)いつも大変なんだけどみんなどうしてるんだろう?解散しようとしたら夕方から突然晴れてきたので慌てながらシャッターを切り続けた。ファッションでも写真でもなんでもここ1年半は赤やピンクに緑を合わせるのがお気に入りだけど、こんなにビビッドなのは久しぶり。このファー付きの靴も可愛かった。

 

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後ろがとっ散らかってるけどそんなことより今井真実さんのレシピで作った完熟梅のスパイス砂糖漬けについて話したい。

 

https://intojapanwaraku.com/gourmet/163502/

 

お裾分けでもらった完熟梅をなんとか消費できないものか、、とひとりで悩んでいたら突然このリンクを保存していたことが思い出された。夜な夜な梅を割り仕込んだ砂糖漬けは、バニラアイスにかけると魔法のような味を織り成し、普段少ししか食べられないはずのスーパーカップをあっという間に掻っ攫っていったのだった。来年も絶対作る、、、

 

人生最後の夏休み、映画の公開があって少しバタバタした以外あっけなかったな

 

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あれ またIKEA

 

おわり