ヤスダ彩

1999 写真家

はじめての韓国旅行記

※長くて自由すぎるので、今日の分のduolingoなどを済ませたあとまだ元気がある時とかに読んだ方がいい

 

突然「来月、一緒に韓国へ行こう」と言われ、とっくに期限の切れたパスポートを更新しハングルを覚えあれこれ情報をかき集めていたら、気づく頃には仁川空港へ降り立っていた

 

1日目

ホテルへのチェックインを済ませ、まずわたしたちがやってきたのはすでに日が落ちた용산駅

f:id:ayphotograph:20240321174848j:image

ここでの目的はreeleeという雑貨とアパレルのセレクトショップ(※もうすぐ移転するそう)、そこから少し離れた효창공원앞駅にある、同じく雑貨とアパレルのセレクトショップにカフェがくっついたKIZIPへ行くこと

 

reeleeではあるぬいぐるみ作家の方の作品を買おうとしていたが、一軒目ということでとにかく日和ってしまいとりあえず後回しにしようという話になった(弱)

しかし何も買えないまま店を出ようとしたら店員さんに呼び止められ、聞くと近くで古着のポップアップもあるから是非行ってみてほしいと言う

二つ返事で教わった店舗へと向かった

ポップアップには日本から買い付けたであろう古着も多くあり、同行者はそこでイッセイの可愛いアウターを購入していた ちなみにわたしは「イッセイだけどこれは古着だから、日本で買えるとは限りませんよ」と悪そうに囁く係をした

 

次に訪れたKIZIPは、うっかり通り過ぎてしまいそうな路地の小さいビルに入っていた ここでもあるぬいぐるみ作家の方がポップアップを行っており、インスタで狙っていたTシャツを購入

 

↓壁に貼られたぬいぐるみたち

f:id:ayphotograph:20240321180433j:image

↓なんか、、4本の蛇が束ねられ、虹になっている そうとしか説明のしようがないが、欲しい
f:id:ayphotograph:20240321180437j:image

とりあえず満足したので、とにかく温かいものが食べたい一心で일미집へ

Naverマップに書かれていた閉店時間よりも30分早く閉まるらしく、今から30分で食えるならいいよ‼️と告げられたため、ありがたく入店 こうして突然カムジャタン早食い選手権の火蓋が切って落とされた

f:id:ayphotograph:20240321183239j:image

全身でパリパリ言ってるフロアの店員さんに急かされながら無事平らげると、本当に早く食べたね!?とやたら褒められて面白かった わたしたちより先に入店した人々はまだ宴を続けていたので、本当に早い可能性がある

 

この日はとりあえず韓国旅行必修科目のビヨットを平らげ、就寝

 

2日目

東大門市場へ

市場の開場までは朝ごはんを食べる ここ写ってないけど黒胡麻ラテが美味しすぎて3日連続飲んだ、日本でも作れないかな

f:id:ayphotograph:20240321202157j:image

繊維市場に立ち寄ってみたが、休日なのであまり店が開いていなかった

f:id:ayphotograph:20240321204251j:image

レース屋さんはレースをちょっとした紐代わりにしている

f:id:ayphotograph:20240321202933j:image 

粗品でもらうようなカレンダー欲しかったけど、買えなかった
f:id:ayphotograph:20240321202937j:image

そのまま歩いて広蔵市場へ 

緑豆チヂミと

f:id:ayphotograph:20240321203237j:image

観光客としての自我を取り戻し、屋台で昼食

辛い 自信があったのに、辛い

f:id:ayphotograph:20240321204225j:image

韓国のコンビニには温かい無糖のお茶がなくて、苦しんだ 柚子茶みたいな甘いものしか置いてないみたい とりあえずねじったドーナツを食べて口内を鎮静

 

そのあとはonemorebagでぬいぐるみキーリングほか、友人たちへの土産を購入した

f:id:ayphotograph:20240321204017j:image

わかりづらいけど桃モチーフなんですよ、しかも光る!かわいい!

この日はこの子をずっとアウターに付けて歩いていた

 

そこから안국駅に直行し、MINJUKIMへ

4年前のnext in fashionから憧れてついに、、外観も伝統的で、立派な門があった

f:id:ayphotograph:20240321204542j:image
f:id:ayphotograph:20240321204545j:image

1着だけ購入 うれしそう(うれしそうか?)

f:id:ayphotograph:20240321204632j:image

そのあとはイラソンという書店に立ち寄り、NAKTAでスコーンを食べ、ひとやすみ

f:id:ayphotograph:20240321204836j:image

少し元気になったので、lemonでビンテージの電子機器を見た

CDプレイヤーや腕時計、ライトなど、日本で仕入れたかわいいものがたくさん集まっており、つい手が伸びかけたが我慢

 

そのあと歩いてmmcaへ

このあたりは山景と城とビル群が混在していて、日本でなかなか見ない様相だった

 

先にミュージアムショップで公式グッズなどを買い、どの展示へ入ろうかと言いながらチケットを買いに行ったら土曜は18時以降無料ですよーーと言われてひっくり返った

f:id:ayphotograph:20240321205125j:image

すごく広くて、何種類もの展示をやっているため見応えがある 国外の美術館に行くのは久しぶりなので不思議な感覚がした

 

ここで疲れ果てホテルまでは這って帰ったので、夕飯はコンビニのチキンとキンパにした gs25にある「혜자로운 한끼」ってツナマヨのキンパが美味かったので味覚が合う人は食べてください

f:id:ayphotograph:20240321205336j:image

 

3日目

朝からホテルの近くにある무교동でプゴク(干し鱈のスープ)を食べた プゴクといえば銀座のタラちゃんでも食べたことがあったんだけど、あの味が忘れられず、、

白米にネギと干しエビが入ったタレをのせ、スープとともにかき込む 朝食とは思えないボリュームだった

オイキムチをすごい勢いで吸い込み続ける、同行者(オイキムチが異常に美味しかった)

f:id:ayphotograph:20240321205838j:image

 

雪のちらつく日だったが、すっかり温まったので성수へ

アイドゥルの皆さん、おはようございます。

f:id:ayphotograph:20240321210316j:image

しかし早く着き過ぎてしまったのか、どの店も開店時間が下北くらいゆっくりなのでプリクラを3種類くらい撮った 折角チャリで30分かけてジャスコ来たのにプリ何回も撮る以外やること無さすぎた切ない中学時代を思い出す

 

店が開いてからは適当にセレクトを見て回る

 

セラフィムのみなさん、おはようございます。

f:id:ayphotograph:20240321210604j:image

 

いい時間になったので、本当の目的地である구의駅方面へ向かう

なぜなら、RBW本社ビルがあるから

f:id:ayphotograph:20240321210836j:image

失礼いたしました

 

ムンビョル先輩の気配を浴び尽くした後は、参鶏湯を食べた

紙コップがかわいい

f:id:ayphotograph:20240321211018j:image

食後用にヤクルトをくれる
f:id:ayphotograph:20240321211021j:image

近所のダイソーに立ち寄り、どうしても置いて帰れなくてフェネックのぬいぐるみを買ったり

f:id:ayphotograph:20240321211119j:image

この日だけあまりにも無計画だったせいで行きたかった店に3店舗ほど振られ、知らない学祭でホットクを食べたりもした 計画は、大事

f:id:ayphotograph:20240321211321j:image

代わりに急遽友達が教えてくれた陶器の店などを周り、ofr seoul近辺を視察したあと明洞へ移動した

 

これは中にカスタードが入っておいしい人形焼
f:id:ayphotograph:20240321211324j:image

観光客らしくあちこち見て周り、THANK BOOKSでかわいい絵本を買った

 

4日目

飛行機に乗り帰国

帰宅後、即荷解き・即洗濯・即銭湯

 

以上です ダラダラと長い旅行記にお付き合いありがとうございました

 

おまけ:自分へのお土産たち

f:id:ayphotograph:20240321211924j:image

ハギレ市

ある蒸し暑い日、都内で開催されたフリーマーケットへ行き、その足で手芸店に赴いてハギレ市のコーナーを眺めたとき、なんとなく"あちら側"の人間になったような感覚がして苦い気持ちになった。

 

なんでも綺麗に陳列された街に住んでいるのに、わざわざ雑多な場所を覗き込みに行って、そこから外れた偶然性を探しにいく行為というのは、ただ綺麗に陳列されたものを手に取り続けるよりも更に都会的な行いだと感じる。

 

反対に自分が22歳まで育ったのは、美しい陳列棚などなく、ハギレ市だけがあるような環境だった。数少ない雑多な選択肢を必死にあれこれひっくり返しては、もしかしたらこれが使えるかもしれないとちぐはぐのハギレを引っ掴み、ガタガタと縫い直してやっと人並みのものが作れるかどうか。ハギレの持つ偶然性を楽しむ余裕などある訳がない。それでも時々それを都会の人が覗き込みに来て、なぜだか面白がるので、ただ奇妙だなあと思いながらも、なんとかそのハギレを繋ぎ合わせて1枚の布を生み出すことに必死だった。オシャレやデザインのためにやってるわけではなく、すべては生存戦略でしかなかったのだ。

 

しかし上京して1年経った今、なんでも揃う陳列棚を横目に、わざわざハギレ市のコーナーから何かを見つけ出してやろうとする自分がいる。フリーマーケットに行けば、掘り出し物の古着や素朴でへんてこなプロダクトを見つけてやろうとする自分がいる。"しよう"としているどころではない。明らかに、"してやろう"としている。これは生存のためではない。地元で同じようなことをしていた時とはもう、わけが違うのである。

 

心の奥底で、22歳までの己の集積体が叫ぶ。

 

どうせそのハギレは綺麗な布のアクセントにされ、変わった形をしたノーブランドの古着はセレクトで買った落ちの美しいボトムスに合わされ、おかしな色形のプロダクトもクリーンにデザインされたインテリアの中に配置される。都会において、ハギレ的なものたちはすべて洗練されたものから外れた偶然性という形でありがたがられる。スパイスのように"敢えて"投入される一要素でしかない。それだけでなく、まるで自分たちがそれらの要素を"発見"したかのように振る舞われる。ああ、"発見"できるのは常に権威者側であるという自覚もないままに!

 

これについてはもちろん社会における構造的な不均衡への批判という文脈も大いに持ち合わせているだろうが、誰かに何かを言うほどの気力は今のところ無い(無論ありたくはある)。とにかくわたしは、必死に集めた歪なハギレを縫い合わせ、なんとか1枚の布を生み出してきた人々の顔を、かつての自分の姿を、かんたんに思い出せなくなることが怖い。

 

年始の帰省から東京に戻ってすぐの頃、ある大学にお邪魔する機会があった。そこでは綺麗な紙に、およそ学校と名のつく場所では見たことのないようなフォントが踊っていた。そしてその紙たちは、意匠の塊のようなマグネットで固定されていた。というか見渡す限り全てのものが意匠の塊でしかなかった。私はデザインの寒暖差に眩暈がして、足元のナットしか見られなくなった。ナットもデザインされたものだって?いいんだよ、わたしは車の街で育ったんだから。車の街で、藁半紙と創角英ポップ体に塗れながら育ったんだから。

 

あ〜、いつまでこんなに捻くれているんだろうと自分でも情けなく笑えてくる。でもこの捻くれから解放された頃には、自分の礎にあった筈のいろんなことを忘れてしまうのだろう。そう考えると、まだここで捻くれたまま、足元のナットをじっと見つめていたくなるのだ。

memo01

今朝ありえない勢いで転んで怪我をし、脚や手が思い通りに動かせなくなってしまった 自分の祖母よりもゆっくりとしか歩けず、リンゴを剥こうにも力が入らない 制御できるはずのものができないと、情けなく悔しい気持ちになる そこから自分の身体のままならなさについて考えていた

 

外傷によって物理的に自分の身体が制御不能となった時のどうしようもなさから、精神的に自分の身体が制御不能となった時のどうしようもなさについて連想する

 

前提として、精神的に身体がままならなくなった/制御不能となった場合、(基本的に)それは決して他者から視認できないものであるため、多くの場合は外傷に比して軽視されやすい傾向にある

 

わたしのような気色の悪い人間は、精神に相当の負担を感じても這いつくばって進み続ける そのため外傷でも発生しない限り、この身体は決して止まらない(止まれない)

 

ここ数日、とある愛すべき重要な他者の、その精神的ままならなさによって発生するであろう感情を何度も想起しては泣いていた この怪我はある意味、外傷でも発生しない限り止まれない自分が、すこしでもそのままならなさを実感するための機会として与えられたものなのかもしれない

---

他者の、ままならなさによって発生する感情について、どうしたって自分が追体験/理解できないから怖いのかしらと思っていたが、違うのかもしれない そもそも他者のどんな感情も追体験/理解することが不可能であることは承知しているはずだ それよりも、他者のままならなさによる感情そのものが自分の見えないところで発生しているという事実、そしてそれを他者からの直接的な表明によってしか知ることができないという事実、真っ暗な海のようで、傲慢にもこれがあまりに耐え難かった

 

こんなことでも起こらない限り気が付かない己の愚かしさよ 自分が見落としてきた無数の事象たちについてじっと考える 左脚はまだ曲がらない

個展「白粉花の香りがしたら教えて」準備編

個展「白粉花の香りがしたら教えて」を終え、暫く経った。本当に本当に疲れてしまい、個展後は「ヨネダ2000のライブ抽選へ応募」「4日分のカレーを錬成」くらいしかできていないのだが、そろそろ何かを記録しなければという気持ちになってきた。というわけでここではまず、前回の個展との比較を加えつつ、今回の個展準備について振り返りたい。

f:id:ayphotograph:20230411235012j:image

この個展「白粉花の香りがしたら教えて」は2019年9月に開催した「青春が憎い」から3年半ぶりかつ、上京してから初めての個展だった。

 

大学卒業・上京を経ていろいろとお誘いをいただいたものの、諸事情でまだ完全フリーとして写真の仕事をしており、その都合上わたしは今回もすべて自力で企画運営する必要があった。

 

ちなみに前回も同様の状況だったのだが、あろうことか当時19歳・文化終わり環境で育った私はそもそも"個展"というものをこの目で見たことがなく、見様見真似どころか…様…真似、、、といった具合でインターネットのぼやっとした情報からなんとなく想像した自分なりの"個展"という概念を形にしただけであり、なぜそんなバイタリティがあったのか今となっては全く分からない。恐ろしすぎる。美大に通っているわけでもないため周りに「個展をやる」と伝えても「へえすごいね、ところで個展って、、、何?🎶」状態で、ほとんど頼れる人はいなかった。1人でコンセプトを練りロケ地を決めモデルを決め手伝いの友人を呼び先輩から「その服で海に入りたいんですが、借りても良いですか?」とあまりに無礼なお願いをし(なんと快諾してくれてその後地元から東京までわざわざ見に来てくれた。すみません。)、1日で撮影を行い、ソフトなんて持ってないし使い方も知らないからiPhoneのアプリだけでフライヤーを作り入稿し、ソフトなんて持ってないし使い方も知らないからwordでzineを作り入稿し、なんかの教養の授業中に会場の見取り図を紙へ書きつけてなんとなく配置を決め、それだけを基に印刷会社へ全ての写真を入稿し、恐る恐る届いた写真の一番上のものだけを見て「あ、印刷ガビガビじゃなかった、よかった🎶」と安堵し、それらを一度も開くことなく夜行バスで東京へ行き、ほぼ1人きりで搬入を終え、夜カプセルホテルでiPhoneのメモにキャプションを書き、当日それを手書きでルーズリーフへ書き写し、なのになぜか3日間で200人来た。なんでだよ。ありがとうございました。

 

そんな限界個展ですら3年半前のことだ。頼りにするほどの記憶も無く途方に暮れたわたしであったが、大変ありがたいことに偶然身近に現役で美術教育を受けている者の存在があった。詳細な経緯は割愛するが、今回は彼女にディレクション、、というかありとあらゆるお世話を担っていただく運びとなった。あまりのわたしの無知加減に恐らくずっと引かれていたと思う。具体的には紙の扱いが酷すぎて驚かれ、カッターが使えず(実家では子どものカッター使用が禁止されていたので習得するタイミングがなかった。父親しか使ってるとこ見たことない。逆にみんなあれっていつ使えるようになるの?)驚かれ、"試し刷り"という概念を持っておらず(待って、これも言い訳がしたい。大学が貧乏すぎて印刷は全部ポイント制かつ皆そのポイントを卒論印刷用に温存している=卒業まで大学のプリンタをほぼ使えない状況で、わたしは印刷の用事が発生するたび学校から8分くらいのコンビニまで走っていたんだけど、その習慣に染まりすぎてしまったのです。常に1回目の印刷が本番。ネットプリントなら、任せろ。)驚かれた。山から出てきた一般大学出身の圧倒的大胆具合と無知さをひけらかしまくった準備期間であったが、それなのに最後まで並走してきてくれた(逆にこいつを放っておいたらとんでもないことになる、、と思われていたかもしれない)ので、彼女には本当に感謝しています。これまでわたしが勘一本に頼ってきたところを堅牢な根拠に基づく知識で補完していただき、なんかずっと、うわあ"教育"ってすごいんだな、、ごめんなさいね、、ありがとう、、、という気持ちだった。あたしゃそもそもどれをどこまで勘でやっていたかということすら知る機会がなかったんだ。本当にありがとうね。

 

それからこの個展のために、というよりは上京してからの生活の変化によるものだが、やっと好き勝手に色々なギャラリーや卒展、ポップアップなどを回れるようになった影響も大きかった。これまでは地元から出られず見逃した展示の名前を呪いのように書き連ねたり、上京してからもなぜか凡ゆる催し物の告知を「どうせ東京でしかやらないから行けないだろう、、」と無駄に見落としまくったりしていたので、生活の中にそういった体験を組み込めるようになるまで相当な時間を要した。セレクト色の強いデカ本屋とかもまだめちゃくちゃはしゃいじゃうし。青山ブックセンターにゼミ同期と行った時なんて「大学図書館なんも無え、、、、」「卒論書く時ここへ来られたらよかったのに、、、、」と呟きながら棚の隅から隅を何時間もかけて眺め、レジまで全然辿り着かなかった。は〜あ、文化資本文化資本。話が逸れまくってすみません。※でもこんな育ち方をした人間が今ここでなんとかサバイブしている、という状況について、シティの者たちにはもっとそのイレギュラー具合を理解してもらわねばならん気もしている。

 

こうしてわたしたちは紆余曲折を経てなんとか搬入まで漕ぎ着くことができた。ちなみに搬入当日は計3名のメンバーにお越しいただいたのだが、わたしはインターネットをやりすぎているので、意図せずして各自バラバラのSNSアカウントで知り合った3名を突然一同に会させ、奇妙なオフ会シチュエーションを生み出してしまった。結局、終電を過ぎても作業を終えることができず朝まで作業を行い、わたしたちは出勤する人の波に逆らいながら帰宅することとなった。ちなみに自分はこんな体たらくだが、課題は計画的に済ませるタイプなのでこれまで徹夜をした経験など無く、長期で入る映像の現場でもなんだかんだ1日3時間は寝られるので、(まあ、わたくしが"徹夜"を、、、?)と謎お嬢様気分で作業を行なっていた。なお、朝めちゃくちゃなままの家に帰宅したお嬢様は「泥棒!?!!」と叫びながら別件の仕事を済ませ、午後からギャラリーに戻っていったのだった。長くなってきたので準備編はここまで。

 

誰が読んでいるのか分かりませんが、記録でした。もしまだ元気だったら今回のコンセプトについてゆっくり綴りたいと思う。

 

f:id:ayphotograph:20230411235049j:image

おまけ:今回も当然の如く手書きで見取り図を書いたところ、「手書き!?プリンタ、あるよ、、!?」と心配された時の画像 (印刷するという発想が無いだけでプリンタというものの存在は、知っています。)

 

都会の人を喜ばせたくて色々言ってしまうのやめたい

もしかして筍って買うもの、、なんですか、、、!?!?!!!!!!!?

 

 

みたいなこと言って都会の人を喜ばせようとするのやめたい。しかし筍は本当に買ったことがないのでそう言いたくなる気持ちも仕方ない。人ん家に自生しているやつなどを突然とんでもない量お裾分けされ、古くならんうちにと焦りながら天ぷらやら煮物やら筍ご飯やらに変換していくのが春の日常だった。こちらに来て、スーパーや百貨店に並ぶ筍を見てからやっと、ああ、今年からはもう自分で買わん限り食べられないんだと思った。

 

東京のご飯屋さんで菜の花が出てきた時も驚いた。東京で菜の花生えてるとこなんて見かけないのに、ちゃっかり食べるんかい。

 

そういえば卒業式のために一度地元へ戻って、そこで大量のつくしを見るまではつくしという植物の存在すら忘れていた。流石に東京ではつくしを売っているところも食べている人も生えているところも見たことがない。おいしいのに!

 

なんだか野草の話ばかりになってしまいました。

 

そもそも都会の人を喜ばせたくて色々言ってしまうこと自体もそれをいちいち恥じていることも、もう何もかも田舎者しぐさだと思うのだが、まあ、そんな強めの自意識は捨てて田舎者らしく新鮮な驚きを受け止めていきたい、、、

 

以下、新鮮な驚き↓

IKEAの飲み物が1杯につき100円かかる(地元はドリンクバー形式なので、浴びるようにリンゴンベリージュースを飲む)(浴びるって書いたけど全然2杯とかだった)

 

・あと、これは完全にわたし調べなんですが、東京のIKEAはミートボールのソースとジャムが少ない

 

・威張れるところはこのくらいしか無いので、都心型のIKEAで「店、ちっちぇ〜」と言っている

 

・都会の公園には"閉園時間"が存在する

 

・1玉20〜30円で売ってるタイプの焼きそばがどのスーパーに行っても見当たらない→業務スーパーで発見し、涙

 

・夜でも大体の店が開いている(地元は20時を超えると闇に包まれる)(中心部だろうが駅地下もすぐ閉まる)

 

コメダの価格設定が泣きそうになるくらい違う

 

・チェーン店っぽい見知らぬ喫茶店コメダテンションで入店したらピザトーストコメダの1/4くらいのボリュームで登場し、涙を飲んだ

 

・↑上記2点を友人に話したら「コメダの原作厨」という異名を与えられました。ありがとう

 

ここまで書いてしばらく温めていたら、いつのまにか上京から4ヶ月経ってしまった。最近はあんまり驚かないです。

 

成長→1人で代官山のセレショに行けるようになった

不成長→大学生と間違えられる

 

頑張ります。

ご機嫌よう。

 

f:id:ayphotograph:20220629222438j:image

24時間営業のスーパー

長期仕事のため、都心に3週間ほど宿をとっていただいて生活しており、恐れ多い。ああすみません、、わたしが山の中で暮らしているばかりに、、、

 

・有り難いことにここ数年ですっかり出張慣れし、あたかも自室のように手早く身支度などを済ますこともできるが、今回はなんと宿泊先の超至近距離に24時間営業のスーパーがある。仕事内容によってはコンビニへ行くことすら難しい場合も多々あり、そもそもスーパーへ寄れるような時間に帰ってこられることなどそう無い。しかし今回は、、、、、24時間営業のスーパーがある。なんてこった!本当に?24時間も?スーパーが?ずっとやっているものなのか??てか24時間って何?朝も昼も夜も、朝方もってこと???お母様、、、わたくし、とんでもない街に来てしまったみたい、、、、こうしてわたしは24時間営業のスーパーのヘビーユーザーと化していったのだが、その件を現場の人にこぼしたところ「ヤスダさん、あんな都心に住んでるのにずっとスーパーの飯食ってるらしいですよ」みたいな話になってしまい気まずかった。この街って一体、、、、、、

 

リスクヘッジとして普段から1〜2本早い電車で出勤するんだけどその時間感覚のまま東京に来ると6本くらい早い電車に乗ってしまい、時として集合場所で30分ほど待たねばならんくなることを学んだ 学んだけど最適解がわからないため未だに早く着きすぎている

 

・只管に真人間の如く仕事をし続けて(いるつもりで)撮休を迎えたところ、こりゃ己を見失ってしまったのではないか、、一緒に働いている方たちは私のことをよくご存知ないだろう、、私はこれどころではなくもっとキモい存在なのに、、、と得体の知れない恐れを感じたので、己を取り戻すべく部屋でブリッヂをした。丁寧にセルフタイマーをかけて写真まで撮ったが、突如冷静になり、別に全く面白くないなと気づき、そのまま即真顔で手を洗って夕飯を食べた。取り戻さないで良いので大人しく頑張ってほしい

 

・そもそも撮休の日は何を?→1日中写真のカラコレをして、そうすると運動不足を感じてくるので一旦(足音を殺しながら)韓国のアイドルのダンスを爆踊りし、夜になったらスーパーで買ってきたあったかい豆腐を食べている

 

・バレンタインだし皆さんにチョコ配ろ🎶と思って買ったのにその帰り道の時点で恥ずかしくなっちゃって自分の人間味感じた ガハハ(結局配った)

 

がんばるぞ〜

冬支度(と言いたいだけ)

寒い!!!!!!!!!

なぜ!!!!!!!!!!!!

寒い!!!!!!!!!!!!!

 

皆さんは冬支度、してますか。

 

最近はインターネットを見ていると全員追い込みでダニエルボッテガ買っちゃったりbfで盛り上がっちゃったりしている感じですが、今年のわたしは(いつも無い無いと騒いできたがそれとは比べ物にならんくらいには)相当金が無く、同じくその"全員"が買っている某プチプラタートルニットを2枚買うだけで全冬支度を終えてしまった。あれもこれもそれもぜ〜んぶ欲しいのに、住んでもいない住居の賃料を払うだけで月々の収入が消滅していく。虚無の生活です。マフラーくらい新調したかったね。行きつけの古着屋もリニューアルしたのにいざ行ったら何か買ってしまいそうで、顔を出せていない。

 

とはいえ毎日せかせかと英語を勉強したり資格の勉強をしたり卒論を書いたり賃労働をしたりしている中で虚無の生活をするのもきついので、時々少しの貯金(これ、ほんとは貯金じゃなくてちょっと余裕あるのかな、でも多分貯金な気がするし辛いから確認することも億劫だ)を切り崩して娯楽っぽい何かをしてみたり、赤の他人のvlogを見て何かをやった気になってみたりしている。恐らく相当数の人間がそういった生活をしているでしょう。なのでわたしもその赤の他人のvlogっぽいことをしてみよう。

 

・友人が誕生日を祝いに来てくれた

f:id:ayphotograph:20211205232824j:image

誕生日、わざわざ他者と過ごす予定を入れるとなんか祝わねばならんみたいな雰囲気にさせてしまうのが申し訳なさすぎるので昼まで寝て家から一切動かず過ごそう、、と拗ねてたら前夜に突然暇❔と連絡をもらい、回転寿司スタバ牧場の最高コース過ごさせてもらった。写真だけ見ると一周回って海外の田舎に見えるかもしれない。尚、1番良かったシーンは車内で大音量の𝑫𝑰𝑽𝑨 𝑴𝑬を聴いた(ほぼ"浴びた"に近い)ところです。

 

・クーラーをめちゃくちゃに効かせて鍋をした

f:id:ayphotograph:20211205233244j:image

面白いスーパーに行こう!と言ってとびきり面白いスーパーへ行ったらでけえ白菜がひと玉100円だったので、突然友人宅で鍋をさせてもらうことになった。そんな順接の使い方ある?クーラーをめちゃくちゃに効かせた部屋で盛りだくさんの鍋を食べ、友情の証としてなぜか(友人が愛してやまない)ダノンのバニラ味を授けてもらいました。

 

・近所でハンバーガーを食べる

f:id:ayphotograph:20211219200422j:image

久しぶりに帰省中の幼馴染と会ったが、地元で特にすることはないのでハンバーガーを食べたり昔話をしたり社会の話をしたりした。

 

・各都道府県の銘菓を食べる

f:id:ayphotograph:20211219200713j:image

ところで雷鳥の里ってめちゃくちゃ美味しくない?という話からいつのまにか謎パーティーがセッティングされた。しかも恐る恐る互いの友人を1人ずつ呼んだみたところ、どちらとも二つ返事で来てくれた。多分写真に写ってる2.5倍くらい食べた。この日からなんとなく身体が重い。

 

・好き勝手に料理をする

f:id:ayphotograph:20211219211839j:image

お世話になっている大学の先輩が一人暮らしを始めたため、図々しくも先輩の仕事終わりに押しかけて一緒にスーパーへ行き、夕飯を作った。以前一緒にフランスに滞在した時は3人前を作ろうとして5人前ぐらい作り途方に暮れるなどしたが、今回はついに適正量の食事を用意できたので、ふたりそろってかなり得意げな顔をした。

 

・まだ間に合う!ピクニック

f:id:ayphotograph:20211219201503j:image

ピクニックを生業とするおれたちの敵こと極寒の冬が、足音を殺しながら背後に迫ってきていた。時間は限られている。しかしまだ間に合う!グルテンフリー逆行ラインナップを取り揃え、屋外で絵を描き、後輩の家の犬をひたすら撫で回し帰宅。

 

10月11月は近年稀に見る頻度で大学へ通って(なぜかまたヒップホップを踊るなどしていたので)忙しかったはずなのに、振り返ってみたらずっと何かを食べていた。卒論を完成させるにはエネルギーが要るということですね。おかげさまでまだ終わっていません。

 

f:id:ayphotograph:20211219212224j:image

 

ああ、、前日リハで項垂れる私